四季の展示「鳥文」
かつて農耕民族であったわが国では季節の移ろいの中、鳥やさまざまな身近かな動物と共に暮らしてきました。
鳥は天と地を行き交う生きものとして表され 紋様として花などの植物や風景・天象文などと組合わせることで季節感を感じさせてくれます。
この度の展示は『鳥』をテーマに選びました。平和の象徴とされる鳩は寺社や町中で親しまれていますが、日本では軍神の八幡菩薩の使いとして敬愛され、子鳩は親鳩の三枝下にとまることから礼節を説く鳥ともいわれています。5月には愛鳥週間もあります。いろいろな鳥の鳴き声を想像なさりながら楽しくご覧ください。
- ねこ柳と鳥《縮緬 長着》
- 松と鷹《縮緬 長襦袢》
- 水辺に千鳥《縮緬 長着》
- 流水に白鷺《縮緬 長着》
- 滝につばめ《縮緬 長着》
- 葦に鴨《縮緬 長着》
- 群れ鳥《平絹 羽裏》
- 鴛鴦《紋綸子 羽裏》
- 桜に雀《縮緬 長着》
- 牡丹と鳳凰《縮緬 子供祝着》
- 菊に孔雀《縮緬 振袖》
- 百鳥《平絹 羽裏》
- 孔雀の羽《縮緬 羽織》
- 破れ花立涌と鳳凰《モスリン 長着》
- つばめ《縮緬 羽裏》
- 鸚哥 鸚鵡《平絹 羽裏》
- 波に鳩《縮緬 長着》
- 鶉《縮緬 羽裏》