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袋帯

長さ4m幅30.5cmぐらいで、袋状に織られていたので袋帯といいますが、現在では、表地と裏地を別々に織って、袋状に縫ったものが多く、これを縫い袋といい前者を本袋と呼んでいます。

袋帯は、礼盛装用から趣味のおしゃれ用まであり、従って織りのものから染めのものまで、また、模様も礼盛装用には華文を主とした豪華なおめでたい模様が多く、おしゃれ用には洋風なモダンなものや、軽いくだけた草花模様など趣味的雰囲気のものが使われています。

模様のつけ方によって次のように分けられます。

全通 (ぜんつう)……表地全体に模様があり、通し柄、もしくは通し模様といいます。

六通 (ろくつう) ……たれから表地全体の六割に模様があるもの。

四通(よんつう)……全体の四割に模様をつけたものです

その他、おたい柄といって胴帯の前になる部分と、おたいこのところだけに模様をつけて、これをポイント柄とも呼びます。

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