四季の展示一覧へ
四季の展示 菊花を愛でる
菊花を愛(め)でる
菊花は天平(奈良)時代に中国から(唐)伝わり、姿・色・香りの優れているところから日本人にも愛好され、観賞花の雄とされています。
菊は秋を代表する植物で春の観桜とならび秋の観菊として親しまれ、重陽の節句(菊の節句)には菊酒を飲み邪気をはらい長寿を祈ったといわれ、菊花は延命草とも呼ばれました。
家紋としても皇室の菊の紋章や一般にも多く使われています。
秋も深まって咲き誇る菊を残菊、晩秋に咲き出す菊を晩菊と称し、呼び名にも趣を感じます。
可憐な野菊から大輪の菊まで、紋様の中の菊を愛で、秋を満喫していただけたらと思い選びました。
お楽しみください。