四季の展示 夏の半衿
半衿は時代とともに変わっていきました。
明治・大正期には地味なきものに美しい半衿をたっぷり見せ、華やかに装う美意識がありました。
大正期には特に“流行は半衿からうまれる”とまで言われ、友禅染や刺繍を施したものなど、色彩豊かな
モダンなものが好まれ、きもの姿のポイントはまさに半衿でした。
この度は服飾文化研究会所蔵の半衿の中から季節に合わせた涼感のある夏の半衿を選んでみました。
お楽しみください。
- 市松に蛍【紫紺と露草色地 絽縮緬】
- 秋の草花【練色地 絽縮緬(刺繍)】
- 南天【黒地 絽縮緬(刺繍)】
- 篭目に撫子【藤色地 絽縮緬(刺繍入)】
- 撫子に青海波【鳩羽鼠色地 絽縮緬(刺繍)】
- 芝に花【鼠色地 絽縮緬(銀糸・刺繍入)】
- 網干と千鳥【空色紫紺色地 絽縮緬(刺繍入)】
- 金魚と水草【淡香色 絽(刺繍)】
- 柳に燕【利久鼠色地 絽縮緬(銀糸・刺繍入)】
- 川波に蜻蛉【紫紺色地 絽縮緬(染)】
- 杜若【青紫色地 絽縮緬(染)】
- 秋草【藤色地 絽縮緬(刺繍入)】